9月8日(土)、西鉄労働会館にて、「2018年 家族会学習会」を開催し、組合員のご家族など約50名が出席した。今回は、「子どものありのままを受け止めて」と題して、「親の会ほっとケーキ」代表の山口由美子氏に、子どもとの接し方などについて、ご講演いただいた。
山口氏は、2000年の「西鉄高速バスジャック事件」で、犯人の少年から全身を10か所以上刺され、重傷を負った被害者。しかし、事件後は、少年犯罪に対する安易な「厳罰化」に反対し、加害少年の家庭環境など事件の背景を考えるべきであると訴え続けている。また、親と子が学び育ち合う場所を開設するなどして、子育てに悩む親をサポートする活動をおこなっている。
講演では、子どもに寄り添うことや、ありのままの気持ちを受け止めることの重要さ、そして、子どもの中の気持ちをどのように引き出していくのかについて、穏やかな口調で分かりやすく説明。参加者からは、「子どもを守れるのは親しか居ないということを忘れずに、子どもと共に成長していきたいと思った」、「子育てについて考え直すきっかけになった。主人にも聞いてほしい」といった声があがった。
