10月25日、組合本部にて、「第1回ユニオンスクール」を開催し、中央委員と特別中央委員、約50名が参加。今回は、飲酒運転撲滅と、タバコを取り巻く環境などについて学習した。
―正しい知識を持ち、健康で楽しいお酒を!―
第1講座では、「アルコールが身体と心に与える影響と飲酒運転撲滅について」と題して、精神保健福祉士の稲葉宜行氏が講演した。稲葉氏は、習慣的にお酒を飲みすぎることで、脳萎縮や肝硬変といった身体へのダメージはもちろん、うつ病や睡眠障害、アルコール依存症など、心へ悪影響を及ぼす恐れがあることを紹介。友人と楽しくお酒を飲むのはかまわないが、不安や寂しさを紛らわすために飲むお酒は習慣化しやすく、飲酒を自分でコントロールできなくなる危険性があるため、飲む量ではなく、お酒の飲み方に気をつける重要性を訴えた。また、睡眠時はアルコールの分解速度が半分程度に低下するため、眠ったから大丈夫と勘違いして早朝の時間帯に飲酒運転事故を引き起こすケースが多いことを説明し、注意を促した。参加者からは、「お酒との付き合い方を見直す良い機会となった」といった声があがった。
―喫煙環境改善の、低温加熱式タバコ―
続く第2講座では、JT福岡第二支店の大隈主任が、「タバコを取り巻く環境とJTの取り組みについて」というテーマで講演。大隈氏は、JTが手掛けた、西鉄の新社屋の分煙コンサル事例や、4月から屋内が原則禁煙となる法改正の内容について説明。また、最近話題となっている加熱式タバコについても触れ、臭いや健康嫌煙物質が紙巻タバコより低減しているといった特徴を説明し、職場や家庭の喫煙環境改善に向けた対策の一つとなると訴えた。参加者からは、「非喫煙者に対する配慮がますます必要となってくる中、加熱式タバコは一つの解決策であることがわかった」といった声があがった。